NHKのドキュメンタリー、欲望の資本主義、概要

09 20, 2017 | Tag,社会科学,経済,政治
ブレトンウッズ協定でのケインズ
画像: ウィキメディア・コモンズ


NHKのドキュメンタリー「欲望の資本主義」を見た。備忘録的にここにまとめておこうと思う。英語放送、NHK world で見たので細かな表現は違っていると思うけど。

おおむねトーマス・セドラチェクの経済学を辿る内容なのだと思う。結論は今までのような資本主義のシステムは限界を迎えており、転換期を迎えているというもの。結局のところ結論は出ていないもののプロセスがおもしろかった。

例えば日本の政治家にも「ゼロ成長」を前提とした経済政策を唱える政治家がいる。わたしはこの考え方に賛同できないが、ではなぜ彼らはゼロ成長を前提とする考え方に落ち着いたのか、という理由がこのドキュメンタリーの途中に述べられている気がする。2008年の金融危機以前の成長率を達成することはなぜ不可能なのか。これが大きなテーマの一つとなっている。

様々な人物の対談形式で話が進む。各人のお話の要旨を段落ごとにわけてまとめた。引用っぽく見えてしまうかもしれないけどわたしが要約している。人名のない段落はナレーション及び私の補足。

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それぞれの宗教の教義の核心を一言で説明してみようと思う

07 31, 2016 | Tag,雑記,宗教

画像: https://en.wikipedia.org/wiki/File:Open_Torah_and_pointer.jpg


それぞれの宗教の核心となる教えを説明してみようと思う。どんな宗教でも核心となる教えはそれほど複雑ではない。それにそれは私たちがそれぞれの宗教に抱いているイメージよりもよっぽど共感できるものだ。自分たちの信仰の正当性を強調すればするほど宗教が濁って本質が見えなくなっていく。そんな気がしてならない。

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人々は政治的立場が右から左への一次元直線上に並んでいるとでも思っているのでしょうか

05 30, 2016 | Tag,政治,社会科学

画像: https://commons.wikimedia.org/wiki/~~~


とかく人々は政治的立ち位置を右か左に大別したがる。これは日本の政治が二大政党制を意識していることに起因しているように思われるのだが、すこし問題があるような気がしている。

たしかに政治に対してあまり知識の無い人でも「右派」「左派」で大別してしまえば政治を語りやすくなる。間口が広くなるのはいいことかもしれないが、一旦中に入ってみると、右でも左でもなければその中間でもない政治的立ち位置が存在していることにすぐに気がつくでしょう。知識がなくても普通に物を考えるひとならば真っ先にぶち当たるのはファシズム。ファシズムは右か左かわからない。それにコスモポリタニストのキャピタリストだってまったく矛盾していないではないか。左派、右派とその中間で全ての政治的立場を語れると思っているのであればとんだ政治音痴である。この辺りを整理してみよう。

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インターネットがもたらすイスラム教の宗教革命

04 11, 2016 | Tag,国際情勢,イスラム教,雑記,シリア
Islamic_State_(IS)_insurgents,_Anbar_Province,_Iraq
画像: https://en.wikipedia.org/

インターネットがもたらすイスラム教の宗教革命

わたしはイスラム教にはカトリックからプロテスタントが分離したときのような宗教革命が必要だと漠然と思っていた。同じようなことを考えている人もきっと居るだろうとおもい検索をかけてみると面白いコラムがヒットしたので紹介してみようと思う。

2014年にマウント・アイダ大学の教授がハフィントンポストに寄せたコラム。著者は、過激派がコーランを誤解しているのではなく、コーランが無謬であるというイスラム教徒の共通認識が過激思想を生み出し、イスラム教の信用を落としているという立場に立っている。キリスト教でもやはりカトリックによる聖書の無謬性への固執がプロテスタントの分離を招いているのだから興味深い対比だ。

対比でいえば、著者はグーテンベルグの印刷機がキリスト教徒に与えた影響とインターネットがイスラム教徒に与えている影響を対比している。平たく言えば、今までは立派な指導者が解釈したコーランを信者に教え聞かせていたものが、現代では誰でも直接コーランを手にとる事が出来る。しかもコーランには確かに異教徒と戦えと書かれてしまっている、というわけだ。

ちなみに「イスラム主義者」というのは過激派もジハード主義者も含むし、暴力的でないひとも含む。以下は翻訳。

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近代史のまとめ

04 24, 2010
ginza m9
明治9年ごろの銀座

 本が好きな人なんかと話をしてると、自分が近代の歴史をまるで知らないことに気づかされる。中世以前の知識は学校教育で十分。しかし近代以降となると学校教育では出来事や事件の名称と年号に触れる程度で、その背景にまで踏み込んだ授業はなされない。坂本龍馬が死んでしまうと、なんちゃら条約、事変、会談、合意なんて言葉だけがうわふわと浮遊していてそれらがまるでつながりを持ってくれない。

 近代以降は自主的に学ぶよりしょうがない。これは学校教育の歴史のカリキュラムに原因があるのだろうとずっと思っていた。
 でもどうもそれだけじゃなくて、近代になるととにかく制度が複雑になってくる。中世以前であれば、大まかな出来事と年代を覚えているだけで、横のつながり、影響までイメージできる。ところが近代となると、歴史の背景を知るためには社会科学、いわゆる公民の分野の知識が必要不可欠になってくる。そのせいで背景にまで踏み込んだ説明ができないのではないかという考えが浮かんだ。

 なるほど、だとすれば近代を読み解いていくことで、徐々に複雑化するシステムの理解を深める助けになるのでは? そんな思いつきで、近代史をまとめてみようと思った。軽い気持ちではじめたものの、結構大変だった。

 明治維新~第二次世界大戦の終わりまでをみていきたい。

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じょなさん

Author:じょなさん
元バックパッカーの引きこもり、世界に飛び出す引きこもり。当初は役立つ情報を、と思っていたんだけど自分の興味しか書けないね。

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